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そこに炎というロマンがあるからさ

実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)

   

12月16~17日にモビリティーパークでファミキャンをしてきたのですが・・・

実は・・・薪ストーブのちょっとした設営ミスで・・・一家壊滅の危機が迫っていたとか。

全ては”結果”からの逆算になってしまうのですが・・・途中で気が付くポイントは何回かあったのですが・・・慣れてきた薪ストーブ。

慣れが大事故につながる。まさに・・・そんな例の事故でした。

まず・・・
実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


撤収時に煙突から・・・物体Xが登場。

・・・これ・・・シダ製煙突ブラシです。丸焼け状態(><)

全ての原因は私の”慣れによる注意不足”です。

設営時に、外に出る部分の煙突組み立てを家族に依頼したのですが・・・この時の注意不足が全ての発端。

ネタバラシになりますが・・・煙突ブラシの収納場所を「煙突の中」にしていた私。

自分で設営すれば、普通の管と、ブラシの入った管の重さの差(約2倍あります)で異物が煙突内にある事を察知して煙突ブラシを取り出して設営します。なので、煙突ブラシを管内に保管していた事は・・・ほとんど私的には「無着眼点」で”あたりまえの慣れ”が出ていました。・・・正直、毎回重さの差で気が付くので管内に煙突ブラシを保管してあることも意識の外でした。(忘れてました(><))

しかし、今回は煙突初設営を家族に任せたのに・・・注意喚起を忘れる。ってか・・・前記にありますが・・・完全に忘れてました。
当然ですが、初設営になると「重さの差」に気が付けってのが無理です。

で、運が悪く任せた部分に「煙突ブラシ」が収納してありました。結果ですが、位置的にはPトップの真下に「煙突ブラシが入った状態」で設営完了。

まず、第一の予兆。
実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


赤丸の一番上の(煙突ブラシが入ってる下の接続部分)場所から、写真では分かり難いのですが、煙が漏れ漏れ状態。
しかし、最近・・・煙突が変形してきていて・・・「ああ、接続部分がダメになってきてるなー」でスルー。
当たり前ですが・・・その上の部分で排気不良が起きてるので排出出来ない分の煙が漏れてたのですが。
ここで気が付いてチェックするれば・・・完全な笑い話で終わったのですが。

第二の予兆。
その後、なぜか外気温は高い(7度とか)なのに・・・元気のない薪ストーブ君。幕内温度が思うようにあがりません。
本当に頑張って燃やして幕内30度。いつもなら、この外気温なら何もしなくても達して困ってしまう灼熱地獄なのに。
ここでも・・・本当はチェックを実施しなくてはいけないのに。

しかし・・・ここからは少しパワー不足を感じつつも・・・特に問題なく深夜まで。

第三の予兆。ってか・・・ここは事故発生です。
深夜2時頃に・・・薪を追加すると・・・その数分後に。
実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


煙が逆流(><)幕内がモクモクに。

家族は全員爆睡でしたので・・・薪追加した後の私だけが”大パニック”です。

嫁は横のチェア(モザイク部分)で爆睡していたのですが・・・「寒いよー。なにがあったの?」と・・・平和な質問。

この時は、とりあえず「煙」が凄くて幕の開くところを全開にして煙を逃がしまくっていたので・・・そりゃ寒いです。

で、煙が落ち着くと、幕内には「酸っぱい臭い」が。酢酸臭というか・・・木酸液の臭いです。
この臭い・・・やった事あると分かりやすいのですが・・・炭とかつくるのに木を不完全燃焼(蒸し焼き)状態にすると発生する臭い。

この時点では・・・追加した薪が湿っていて・・・・水分含有量が多すぎて不完全燃焼をした?程度に・・・又もポジティブシンキングをしてしまい・・・またも・・・失敗。なんせ、数分で異常事態は解消したし・・・・

この後、嫁に薪ストーブ番を交代して就寝。

結果なのですが・・・夜中で寒くなった事もあり・・・この最大の薪ストーブ全開にしたので・・・この時点でPトップ付近が最高温度に。薪追加の時、火の周りが悪いので「排気ダンパーを開放」したのも煙突温度が上がったのが原因かな。
で、Pトップ下に入っていたシダが発火温度に。しかし、排気の中で酸素不足で燃焼せず蒸し焼きになっていたんですね。
で、一枚目の写真の「綺麗に炭化したシダ煙突ブラシの完成」となったと想定してます。
さらに煙突上部でシダが燃焼しているので排気が押し戻され・・・前記の幕内モクモクになったのかな。シダの燃焼が終わって・・・モクモク逆流も終了かな。

この後は排気ダンパーを開放した事もあり、なんとなくいつもの感じで朝まで。
※煙突内のブラシが「排気ダンパー」になってた訳で・・・元来の排気ダンパーを使うと排気能力不足。しかし、本来のダンパーを開放したので煙突ブラシダンパーで・・・いつもの感じになったって。結果論ですが。

で、朝!
実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


大惨事!なんだ・・・このヤニは。煙突の全ての接続部から・・・大量のヤニが流れ出てます。初の事態に頭が痛い(><)
この頃は・・・シダの蒸し焼きも完全に終わっていて排気(煙)は正常に見えます。ので・・・余計に悩む。

朝ごはんを終わらせ・・・撤収の面倒さに思い悩んでる時に・・・「あれ?煙突掃除しなきゃだけど・・・煙突ブラシはどうした!?」

今回、煙突ブラシを取り出した記憶がない!?で、冒頭の、煙突ブラシが入ったままの設営に考えがまとまります。

この時点は・・・あらゆる事故が頭を巡ります。
・燃えた煙突ブラシから”ヤニ”に引火して幕火災
・排気不良で逆流して一酸化炭素中毒
一酸化炭素中毒は警報機でなんとかなったかもですが・・・引火だけは・・・本当に発生しなくてよかったです。

で、少しいつもと手順を変えて、昼ごはん前ですが・・・急ぎ薪ストーブの撤収を開始。

煙突をバラスと・・・
実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


・・・予想の物体X登場で・・・自己幻滅はMAXに。
実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)


バラした・・・各部を見て・・・もっと幻滅。

煙突関連のみならず、薪ストーブタープの屋根もヤニで汚い状態に。・・・本当に、メインテント等の薪ストーブ関連以外ににヤニ汚れ被害がなくって・・・そこだけ救い。

結局、一番先端付近で排気を抑制していたので、排気が詰まり(ダンパー効果)、煙突で冷やされた煙が大量のヤニになって・・・この事態です。まあ、原因が分かれば・・・当たり前の事なんですが。

次回使用(月末ソロ。ですが・・・少し特別なソロになりそうなので・・・薪ストーブは快調状態で迎えたい)との思いと、再発防止の自戒を込めて・・・煙突類を持って洗い場に。煙突ブラシが・・・ないので(><)・・・肩まで煙突に突っ込んで外も内も洗います。あちこち金属切断面で切り傷ができましたが・・・金属タワシでゴシゴシ。1時間以上を要しましたが・・・なんとか・・・使用可能状態に。炭化が激しいヤニは少し残りましたが・・・これは後日に釘とハンマーとかで砕いて落とします。

薪ストーブタープも中性洗剤で何回かふき取り・・・水ぶきで仕上げると・・・汚れの激しい部分は少しシミ残りでしたが・・・なんとか許せる状態まで。

<<教訓>>
・人に任すなら全責任を。初で任す部分とかは、結局は二度手間で自分でやっても同じ時間以上を要してもチェックすべし
・火の関連する物は、少しでも異常を感じたら手間を惜しまずにチェックすべし
・事故可能性が大きい事はしない(今回ですと煙突内にブラシを収納とか)

結果、大きな事故もなく、自戒の意味で大掃除(こんな掃除は二度としたくないレベルでのよい教訓になりました)。と、次につながる事になりましたが・・・本当に、一歩違っていれば・・・大惨事。本当に運に恵まれて「良い勉強」になりましたが・・・次回はない!と、類似事件を含めて薪ストーブの安全な運用を良く考えなければ!と、再認識の日でした。

※今後、煙突ブラシを含めて、煙突内に異物を入れて保管する事は絶対にしないと決めました。あと、普通と違う事が起きたら手間を惜しまずに分解チェックもする!・・・分かっていましたが・・・事故が起きるまで徹底できなかった未熟さでした。


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この記事へのコメント
かずみさん

実はやりがちな「事故」だと思います。

煙突の排気が悪く、
掃除ブラシが煙突に
入ったままなのを疑って
全部ばらしたけど、
何も見つからなかった
…ということがありました。

このときは強風と、
直上にあがる煙突の不足
…が原因。たぶん。

またブラシは
45度エビ曲がりに入れています。
確実に見えるためです。

さらに、煙突の設営は私しかやりません。

大事に至らずに良かったですね。
不幸中の幸いは、
煙突はたぶん全部更新になる
ってことじゃないでしょうか!?

eco2houseeco2house
2017年12月18日 13:54
こんばんわ^ ^

まずは、大きな事故にならなかった事に安心しました。

やはり何事も'慣れ'が1番怖い落とし穴ですね。

年末の特別なソロ・・・

ソロ・ソロ・キャンプ・・・意味不(爆)

夢's夢's
2017年12月18日 18:35
おはようございます。
大事故に至らず、良かったですね。
私は薪ストーブデビュー直前なので、教訓として受け止めさせて頂きますね(^^)

ぼっちぼっちいこか
2017年12月19日 06:59
eco2house さん>
私も最初は「風」が原因と思っていたんです。
丁度、斜面の吹き下ろし風が煙突直撃していたので排気効率が落ちているかなー。と。
物凄い強風で、張綱してないテントとかが浮いてる姿もある強風でしたので。

新品煙突は来年初めに届く新保セットで全て手配してますが・・・やはり、清掃すれば使えるレベルの汚れでしたので清掃は頑張りましたね。
今のところ、現状セットは行き先が決まっていませんが、災害時とかにすぐに使えるようにはしときたいので。

本当は全ての設営を自分でやるのが安全ですが、少しずつ家族にも設営ノウハウを教えていかないと新しい事に手を出す時間が足りなくなってきますので少し面倒でも薪ストーブ設置を教えていこうと思ってます。

最初、エビ曲がりに煙突ブラシ入れてたんですが・・・シダ製だと”クセ”が付いてしまい使いにくくなってしまったので直管に入れるようになったんです。
シダ製のブラシは入手が面倒なので次はステン製になると思うのですが、収納場所はストーブ本体内にする事にしました。

他の方が今回の記事を見て同様の事故を防止できればなー。なんて、大層な事を考えてます。

かずみかずみ
2017年12月19日 12:03
夢's さん>

ソロ+ソロ・キャンプ(爆)

頑張って清掃しました^^あとで別記事でですが、昨晩も2時間近くセコセコしちゃいました。

ピカピカまでは綺麗になりませんでしたが、今回の事故で付いたヤニは機能障害ないレベルまで落としました!

やっぱし、慣れが事故要因。どんな事でも一番多い事ですね。

要点の指差し確認と、ヒヤリハットは、趣味とはいえど”火”という物を扱う上では意識しないとと再認識の日でした。

かずみかずみ
2017年12月19日 12:06
ぼっちぼっちいこか さん>
はい^^。変な話ですが・・・この記事を見た方の同様事故を防止出来ればなんて大仰な事を思っておりました。

私も、薪ストーブは今シーズンに導入して色々と失敗をしております。
今回のは・・・かなりインシデント的にはレベルが高い重大事故発生の可能性あり!と、大事と思っておりますが。

小さいのだと・・・薪を入れた時の振動で「薪入れ口ドア」が動いて・・・熱されたドアが手に触れて火傷とか。

本当に小さな注意ミスで「痛い思い」もありました。

薪ストーブは”きちんと運用”出来れば超快適ですが・・・本当に少しの事で惨事になるので気だけは抜かずにです。

楽しい薪ストーブデビューになる事を祈っております^^

かずみかずみ
2017年12月19日 12:12
こんばんは。

危機一髪ですね(-_-;)
先日ブラシを購入した私ですが、煙突の中に収納はNGと強く印象付けられました。
大事無くて本当によかったです。
途中読んでてヒヤッとしましたよ。

此度の教訓、再発防止策は我が家にも語り継がれると思います。
肝に銘じます。

こびりついた煤?タール?の除去も大変でしたね(-_-;)
タールは固まったら研磨して削り取るしかないですね。
煙突が詰まると煙だけでなく、そんなものまで溢れ出すだなんて衝撃的でした

ナベタローナベタロー
2017年12月20日 03:07
ナベタローさん>
やっぱし・・・火は慎重に。の、馬鹿したけど致命的な事故なしで済んだ例かな。
正直、現場時は・・・思ったほど深刻になってませんでした。物体X事件で・・・振り返って・・・もしかしたら・・・こんな事になってたかも。って、真っ青でした。

へんな話ですが・・・語り継がれる事を望んでおります。少しでも類似事故を防止出来て人様の役にたてればと。本当は無かった事にしたい話を記事にさせて頂きました。

炭化したヤニ(タール炭)と煙突(金属)は・・・化学結合でなく分紙面結合でガッチリはいるので・・・削るとか物理攻撃にんっちゃいます(><)

そうですね、白煙=タールと考えてもらえれば。結局、煙の白いのは・・・冷えればタールになっちゃいます。
引きとかの排気効率を考えると・・・それなりに長い縦引きがほしいのですが・・・長くなれば・・・冷却によるタールダメージが。この配分は・・・奥が深いです。
って・・・今回のは自爆ですけどね(^^;

かずみかずみ
2017年12月21日 00:10
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実は超危険状態でした>煙突から物体X(薪ストーブ設営時の自戒)
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