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そこに炎というロマンがあるからさ

まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)

   

では、と。やっとガスランタン。

光源は、ガスでもガソリンでも薪でも構わない私。
ただ、やはりファミリーキャンプだと取り扱いと安定して光源は要求される。

なので、ガソリンは色々危険が高いので却下。

サイトの明かりを全て落として焚き火の光だけってのも魅力ですが・・・嫁子供から暗い場所が多くてクレーム必須!

で、簡単に行きつける先は「ガスランタン」になります。

ガスランタンの魅力と設営のコツは後で。まずはガスランタンの種類とか。

まず、使用するガス缶の種類

OD缶
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)


元々、高地などでも安定するガス配合で後述のCB缶とは形も口金も違う。(現在はCB缶でもOD缶と同じ配合の物があるのでメリットは少なくなってる)
私はOD缶を使っていないが(他のガス器具と統一してるので)、OD缶の一番のメリットは「このどっしりした形状」だと思います。
器具の脚代わりになるので器具のサイズを小さくすることができます。(器具は上に乗っかる形状でいいので)
本気の高地登山とかしないのであれば、OD缶に手を出すのは趣味の世界になるかなと思います。
ひと昔前はアウトドア用品はOD缶一色でしたが、最近はファミリーキャンプ系の用品だとCB缶一色になりつつありますね。
OD缶が下に付いたランタンを使う方を見かけると・・・おっ!本気ですね^^とか勝手に思ってしまいます。

CB缶
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)


家で鍋をするとき。ファミレスでと、見る機会の多い一般人には馴染みの多い形状です。
本当は、器具メーカの専用ガスを使う方がいいのですが・・・緊急時はどこでも入手出来るので便利です。
ガス缶の強度はOD缶よりグーンと落ちるので・・・激しい扱いは苦手ですが・・・ファミリーキャンプでザックにガス缶いれて滑落とかはないと思うので気にしてはいません。
我が家のガス器具は全てCB缶に統一。こうすれば荷物の種類を減らせるし、ストックも統一出来るので便利ですしね。

で、次は専用ガスと汎用ガスの差。

まあ、汎用ガスって基本はなくって・・・専用の器具でご利用ください。って、本来は対応した器具があるのですが、一部のメーカのガスは1本100円以下と安く、スーパーとかでも売っているので。今回は激安ではありませんがスーパーとかキャンプ場でも良く売ってる「IWATANI カセットガス」を汎用品という事で。

で、専用ガスとしては、
・ユニフレーム プレミアムガス(¥440税込) ※私愛用品
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)



・ユニフレーム レギュラーガス(¥330税込)
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)



・SOTO パワーガス(¥300税抜)
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)



・SOTO レギュラーガス(¥280税抜)
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)

・スノーピーク ギガパワーガスCBイソ(¥280税込)
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)



・スノーピーク ギガパワーガスCBブタン(¥220税込)
まずは、炎=灯のお話。(その2:もっぱらガスその物話)



と、キャンプ用品でCB缶を販売してるメジャーを集めてみました。面白いのは、各社とも必ずノーマルとプレミアがある事ですね。
では、成分比較。

・ユニフレーム プレミアムガス イソブタン95%/プロパン5%
・ユニフレーム レギュラーガス イソブタン28%/ノルマブタン70%/プロパン2%
・SOTO パワーガス 液化ブタン(ノルマブタン)/液化プロパン
・SOTO レギュラーガス 液化ブタン(ノルマブタン)
・スノーピーク ギガパワーガスCBイソ 液化イソブタン/液化ブタン(ノルマブタン)
・スノーピーク ギガパワーガスCBブタン 液化ブタン(ノルマブタン)

と、なってます。
出てくるガスの種類は

・イソブタン 沸点-11.7°C。-10°Cでも着火が可能。蒸気圧はノルマルブタンより高いので時間吐出量が多く効果力になる。

・ノルマブタン 沸点-0.5°C。氷点下では着火出来ない。蒸気圧は低い(プロパン、イソブタンに比べ)ので安全度が高いが、時間吐出は少ないので火力は弱くなる。

・プロパン 沸点は-42.1°C。-40°Cでも着火が可能。しかし圧力が非常に高いので量が多くなるとCB缶が耐えられないので含有量には限界がある。家庭用のプロパンガスと同じ。プロパンガスが「あの」頑丈な容器に入ってることから想像できるかと。

で、複数種類のガスが混合されていると混合ガスが吐出されると思いますが、実際は沸点の低いガスから吐出されます。なので全種類混合されている場合は、プロパン->イソブタン->ノルマブタンの順番で吐出されます。

で、意味もなくガス缶比較!いえ。意味あります。ガス缶の成分を理解すると、そのメーカーが想定している器具の用途が見えてきます。
※ユニフレーム以外は配合量が非公表なので、入ってるガスの種類だけで比較します。

あと、前記ですが、沸点の低いガスから吐出されますので・・・ガスの使い始めから終わりまでのストーリも想像できます。

・ユニフレーム プレミアムガス プロパン、イソブタンと低温化でも着火性、通常気温であれば高火力。プロパンを含む事で極寒でも着火可能。プロパンを使い切った後でもイソブタンなのでかなりの低温で着火可能。再点火であればユニフレームのブースター機能で、消化直後(立ち消えとか)ならイソブタンのみになっていても極寒地で再点火出来る場合の機種もある。

・ユニフレーム レギュラーガス 3種類全てが入っている。しかし、プロパンの量は非常に少なく最初の一発目のみかな。その後、イソブタンが少量でノルマブタンとなる。これは、ブースター機能で缶が温められる事を前提としている感じも。火力はノルマブタンになればプレミアム缶より落ちる。

・SOTO パワーガス 極寒地着火性の為にプロパンを含有している。SOTOはレギュレータ等に自社独自機能を入れておりノルマブタンでもイソブタン並みの吐出を確保しているらしいのでイソブタンを含まず価格を抑えていると思われる。

・SOTO レギュラーガス 極寒地着火性を捨て、ノルマブタンのみで低価格を実現。イソブタンが入ってない理由はパワーガスの説明に。

・スノーピーク ギガパワーガスCBイソ 極寒地での使用を想定していない。ので、寒冷地対応のイソブタンと、燃焼用のノルマブタン。

・スノーピーク ギガパワーガスCBブタン ノルマブタンのみでコスト優先

※ユニフレーム、SOTO(新富士バーナー)と違いスノーピークは韓国メーカーのOEMなのでガスの中身もOEM元が考えているんでしょうね。スノーピークって昔はユニフレーム(信越ワークス)のOEMだったりと、自社製のガス器具は作ってないんですよね。でも、メジャーなので比較に入れてみました。

この比較から行くと、低温着火性、火力を総合判断すると。

プレミアムガス(ユニフレーム)>レギュラーガス(ユニフレーム)>パワーガス(SOTO)>ギガパワーガスCBイソ(スノーピーク)>レギュラーガス(SOTO)=ギガパワーガスCBイソ(スノーピーク)な感じです。

ユニフレームのガス缶が性能としては両方とも頭一つ出てますが・・・金額も頭一つ。しかし、スノーピークのガスは・・・名前負けしてないか!最下位とブービーで「ギガパワー」って。と、個人的な意見は抜きとして。

あと、SOTOは極寒地とか強力な火力はガソリン系に求めてくれって事と思ってます。

そして、汎用品代名詞「イワタニカセットガス」これはノルマブタン100%です。って事は・・・レギュラーガス(SOTO)、ギガパワーガスCBイソ(スノーピーク)を買うのであればイワタニカセットガスでも同じです。もっと低価格のよく分からないCB缶でも安いのはノルマブタン100%なので・・・いっしょですね。ただ、不純物、ガス缶強度等など・・・安いメーカーは怖いので私はおすすめしませんが。

強烈な火が大好きな男が選んだ結果が・・・プレミアムガス(ユニフレーム)となりました。

うっ・・・灯りの話でなく・・・「ガス」の話になってる。で、続く。


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